ウーバーイーツでの夏場の配達は、スマホ本体も暑さ対策が必須です。
特に屋外での使用はスマホの熱暴走により、端末が強制的に使えなくなり、最悪の場合は故障、爆発の危険もあります。
我々人間と同じく、スマホも暑さが原因で「スマホ熱中症」のリスクがあるわけです。
ここではウーバーイーツ配達に向けてのスマホの熱暴走対策について、おすすめの冷却グッズを3つ紹介。さらに意外やりがちな、スマホの間違った冷却方法についても解説。
スマホを冷却するつもりが故障の要因につながる自体にもなりますので、確認しましょう。
本記事における信頼性・専門性について
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本記事の著者は、フードデリバリー配達業界、また通信事業界(格安SIMキャリア)においても実務経験があります。
そのため、両分野における専門的な知見を提供できます。
- 2019年より東京23区にて配達を開始し、配達件数は累計1万件以上
- ピーク期における最高時給は10,000円を記録
- 業務の傍ら、Twitterで情報発信を行い、週刊誌での取材経験も
2023年以降は活動拠点を地元大阪に移し、5年間にわたる配達業務で培った経験や、スマホに関する専門知識を活用。
当サイトは、フードデリバリー従事者向けに、お得で快適にスマホを運用するための情報提供を行っています。
ウーバーイーツ配達はスマホ熱中症・熱暴走が起こりやすい理由
ウーバーイーツ配達は一般的な人に比べて、スマホの発熱や熱暴走になりやすい環境で使用しています。
ウーバーイーツ配達がスマホ熱中症になりやすい理由は以下の3点が挙げられます。
- GPSを常時使用
- 配達アプリの併用
- 高輝度状態で常時画面点灯
屋外での使用がメインでもあることから、画面の常時点灯に加えて、日差しの下では画面の明るさを最大にして使っているため、スマホが発熱しやすい条件に当てはまってしまいます。
スマホが発熱するとどうなる?【結論:寿命が短くなる】
電子基板は熱に非常に弱く、スマホが発熱すると、内部基盤が故障する危険性が急激に高まります。
具体的には、動作が不安定になったり、バッテリーの劣化、最悪の場合はバッテリーが膨張し、爆発の危険も生じます。
ウーバーイーツなどフードデリバリーは屋外での活動がほとんど。そのため、夏場の配達ではスマホの熱暴走対策が急務になります。
【絶対やるな!】スマホのNG冷却方法【冷凍保冷剤での冷却】
発熱時は、冷凍でカチカチに凍らせた保冷剤をスマホに当てて冷やす方がいますが、実はスマホを故障させる間違った冷却方法なことをご存知でしょうか。
冷凍状態の保冷剤をスマホに当ててしまうと、端末内部の基盤が急激な温度変化により結露を起こします。夏場は外気温が高いことから、温度差が非常に大きいため、例え晴れの天気であっても基盤が水没し故障に至ってしまいます。
近年販売されているほとんどのスマホは防水性能を備えていますが、防水についてはあくまでも外部からの水の侵入を防ぐために作られており、基盤そのものに防水性能はありません。
そのため、いくら水中でも使用できるものスマホであったとしても、基盤が水没すれば簡単に壊れてしまうため、冷凍保冷剤でスマホを冷やすことは絶対にやめましょう。
スマホの熱暴走対策5選【ウーバーイーツ配達向け】
ここでは、ウーバーイーツ配達向けのスマホ熱暴走対策について、5つ紹介します。
今すぐできる対策もありますので、まずはそこから実践することがおすすめです。
アプリ・OSは最新バージョンにしておく
古いバージョンのアプリやOSは、不具合でスマホが発熱しやすい環境です。
セキュリティの観点からも、最新バージョンに更新することで安全性や動作の安定性も向上します。新しいバージョンの通知が届いたら、速やかにアップデートを済ませておきましょう。
ケースは外しておく
スマホケースは通気性が悪くなるため、スマホの発熱の原因になると言われています。
特に四方を覆う防水ケースは、放熱ができず、より高温の原因になりやすい環境です。そのため必要な時以外はケースを外しておくことをおすすめします。
近年のスマホは、落下しても画面が割れにくい素材で作られているものが多くあります。また、スマホに特化した保険を活用することで、より安心して使えます。
使用していないとき・移動中は画面を消しておく
画面の点灯は電力を最も使用するため、スマホを発熱させる最大の要因です。
画面の表示時間を抑えるためにも、夏場は土地勘のある場所で配達を行うこと。ナビを使わずに済むため、スマホの熱暴走やバッテリーの消耗を最小限に抑えられます。また、配達時間の短縮にもつながり、配達機会の増加にも繋がります。
併せて、画面の明るさを自動で調節する設定に変更すると効果的です。建物内に入ると自動的に画面が暗くなり、バッテリーの消耗を抑えることができます。
充電しながらスマホを使わない【重要】
充電は発熱の最大の要因であり、さらに充電中にスマホを使用すると放熱が追いつかず、スマホが急激に高温になる原因にも繋がります。
熱暴走でスマホが使えなくなると、配達業務に支障が出て売上に影響します。
常時充電しながら配達する人も多いですが、夏場は充電しながらのスマホ使用は避けましょう。
また、急速充電に対応したスマホへの機種変更も検討しましょう。
例えば、「Xiaomi 13T PRO」は1%からわずか19分で100%まで充電できます。コンビニのイートインスペースで休憩しながら充電すれば、30分以内にフル充電できます。
このように端末の切り替えも発熱、またバッテリーの劣化を防ぐ対策の一環としてもおすすめです。
スマホ専用の冷却グッズを使う
スマホに特化された冷却グッズも最近では多く販売されています。
2024年でおすすめのスマホ冷却グッズは次の見出し内で紹介しています。なお配達専用で使う場合は経費で計上でき、税金を安く抑えられます。領収書の保管をお忘れなく!
スマホの温度を安全に下げる冷却グッズ3選
サンシェード付きスマホホルダー
直射日光を避けるだけでも、熱暴走を防ぐことができます。
現在お使いのスマホホルダーをサンシェード付きのものに変えるだけでも、発熱のリスクを大幅に軽減できます。
また、雨天時の配達でも端末を雨から守る役割もあるため、すべての配達員におすすめです。
スマホ冷却パッド
「PCM素材」を使ったエレコムの冷却パッドは、首に巻くネッククーラーと同じ素材を使用しています。
約60分間の冷却効果があり、スマホの温度を最大で7.6度下げられます。
PCM素材は28度以下で自然に凍結する特性があるため、屋内での休憩や待機時に便利です。また繰り返し使えるので、経済面でもおすすめです。
スマホクーラー
安全に早く冷却したい場合には、サンワダイレクトのスマホクーラーがおすすめです。
これはペルチェ素子と呼ばれる、電気を使った冷却方法で、カタログ値ではたった30秒で端末が6.6度低下する結果になっています。
電気を使用していることから、フル充電時における連続使用は1.5時間まで。また装置は大きくかさばるため、待機中に使うのが最適です。
【裏技】0円でスマホを安全に冷ます方法【常温保冷剤の活用術】
副業で配達にお金をかけたくない方には、「常温」保冷剤の使用が、スマートフォンの熱暴走対策に効果的です。
発熱時に溶け出す物質を利用して常温でもスマホを安全に冷却できます。
なお保冷剤を使用する際は、必ず常温で使用しましょう。凍らせた保冷剤を使うと、急激な温度変化によってスマホの内部基盤が結露し、内部水没の危険があります。
また別の方法として、10円玉を背面に貼り付けて端末を冷ます方法もあります。10円玉に使われている銅は熱の吸収、放熱効果があり、スマホを安全に冷却することにも適しています。
スマホが急に熱くなったら買い替えのサイン【寿命で爆発も…】
2年以上使っていて、最近スマートフォンが熱くなりやすく感じることはありませんか?
これはバッテリーの劣化が原因で、寿命に伴い発熱がしやすい条件と重なっています。そのまま放置すると、バッテリーが膨張し爆発の危険性もあるため、バッテリー交換や機種変更など、早急な対応が必要です。
とは言え、機種変更には出費がかかるため、なかなか踏み出せない。そんな方も少なくないでしょう。
配達専用として用途を限定すれば、タイミングによっては、1円でスマホが購入できることもあります。
当サイトでは、1円でも安く機種変更するための購入ルートを独自に分析し、お得に購入できる情報も紹介しています。ウーバーイーツ配達におすすめの機種を安く購入する方法については以下の記事からどうぞ!
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